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“感じるわたし”を取り戻すレッスン

朝、目を開けた瞬間から、ママの一日は動きはじめます。


「ごはん、なに食べる?」「お着替えして」「幼稚園行くよ〜」

そんな小さなやりとりが連続して、気づけばもうお昼。

午後も夕方も、まるで風のように過ぎていく──。


ふとした瞬間、こんな問いが胸に浮かぶことはありませんか?


「私、今日、座ってお茶を飲む時間、あったっけ?」

「子どものことは一生懸命。でも、“私の気持ち”はどこにあるんだろう?」


この小さな違和感に、きっと“わたし”を取り戻す入り口があります。



わたしたちに必要なのは、大げさなリセットや大改革ではなく、

ほんの数分、「感覚」に還ることなのかなと感じることが多いです。



たとえば──


・お気に入りのマグカップでお茶をいれて、深呼吸する

・子どもの笑顔にふれて、「今日も一緒にいられてうれしいな」と感じてみる

・ノートに“今日のうれしかったこと”を3つだけ書き出してみる

・イヤホンで好きな音楽を、ほんの少しだけ味わう

・洗濯物を干しながら空を見上げて、「今日も青いな」とつぶやく


それらは、見た目にはごく日常的でささやかな行為かもしれません。

でも、その瞬間こそが、「自分を感じる」ための大切なレッスンです。



人が人生に深い意味を感じるとき、

それは“何かを達成した”瞬間だけではなく、

“何かを感じた”ときではないでしょうか。



人生の“本編”はきっと、こうした感覚の中にある


風の匂い、コーヒーの香り、子どもの手のあたたかさ。

誰かと目が合ったときの、あの安心する気持ち。

胸の奥にふと浮かんだ、よろこびや切なさ、そして涙。


それらは、スケジュールには記されないし、

数字で評価することもできない。


けれど、人生の“本編”はきっと、こうした感覚の中にあるのだと思うのです。



わたしは今、子育ての終盤にいます。

けれど日々のタスクに追われ、「感覚より優先すべきこと」が溢れているのは同じです。


「次にやらなきゃ」が思考を支配し、

気づけば“今日”ではなく“やることリスト”ばかりを見つめてしまう──。

そんな日が、誰にでもあるのだと思います。



だからこそ、自分にそっと問いかけてみます。


「わたしは、いま、何を感じている?」と。


それは、立派な答えが必要な問いではなく、

わたし自身と“つながり直す”ための静かな時間です。



あなたの毎日は、すでに誰かのために尽くされていて、

それだけでもう、十分に尊く、美しい。


でもその上で、ほんの少しでいいのです。


自分を感じる余白を、暮らしのどこかに持つこと。


そうすれば、ママという役割の奥にある“わたし”の輪郭が、

少しずつ戻ってきます。



その輪郭は、あたたかさや、やわらかさ、

そして何より、生きる力につながっている。


子どもたちは、そのぬくもりを、まるで陽だまりのように受け取ってくれるでしょう。

そしてあなた自身の人生もまた、静かな輝きを取り戻していく思っています🐋

 
 
 

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