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石徹白キャンプ ― 川でのアクティビティ

この石徹白キャンプに欠かすことのできないのが、川でのアクティビティです。

清らかに流れる川へ足を踏み入れると、まず感じられるのは凛とした冷たさ。


周囲を彩る深い緑が水面に映り込み、川と森とが一体となった美しい光景の中は、

きっと子どもたちの記憶に残っていることでしょう。




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子どもたちの年齢や体力の幅が大きくなってきたこともあり、

昨年はダイナミックな川遊びのみで実施しましたが、

今年は二つのグループに分かれて行うという新たな試みに挑戦しました。


7月上旬の大雨の影響で流木が下流まで押し流され、予定していたコースが使えないという課題もありましたが、平野さんやガイドの方々と何度も協議を重ね、前日まで下見を行うことで安全な環境を整えることができました。



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私は低学年の子どもたちを担当し、勝田と村田先生と共に見守りました。

一方、高学年のチームは空先生が担当し、そこに平野ご夫妻が加わってくださいました。


さらに当日は4名のガイドが同行し、二つのチームにそれぞれ2名ずつ配置。低学年チームが子ども15名、高学年が12名という、万全の体制で臨むことができました。


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小学校低学年の子どもたちが川へ降りる際には、少しアプローチの難しい場所がありました。




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低学年も冒険に出かけるぞ!!と 杭を打ち、ロープを張って歩く工夫を加えたことで、

むしろ「冒険に出かけるような気分」で川へアプローチ。ドキドキしながら進みます。




川へ無事に到着。 お話を聞いて水に入ります。


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川に入ると、それぞれが思い思いに浅瀬での遊びを楽しみました。



流れに身をゆだねてみたり、石を積んでせせらぎを作ったり、水を掛け合ったり、生き物を探したり――。


そして最後には、希望者が岩場から川へ飛び込むジャンプに挑戦し、


大きな歓声とともに水しぶきが広がりました。勇気を出して飛び込むその瞬間は、


自然と向き合いながらどのお子さんもキラキラ笑顔が輝いていました。



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一方で、高学年の子どもたちはシャワークライミングに挑みました。


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今回は初めてのコースで、これまでよりもさらに上流へと進む場所。水しぶきを浴びながら岩をつかみ、流れに逆らって一歩ずつ登っていく体験は容易ではありませんでしたが、


仲間と声を掛け合いながら挑む姿には高学年ならではの逞しさがありました。



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空先生からも「とても良いコースでした」という言葉があり、子どもたちの満足度も高く、新しい挑戦が確かな達成感へとつながったように思います。


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(途中合流して全員での集合写真です↑)



冷たい川の水の中で全力で遊んだあと、宿に戻って大きなお風呂で体を温め、ホッとゆるんで本当に心地い疲れ。  その後は、少し遅めの昼食という流れになりました。


午後にはモザイク制作という比較的ソフトな活動を用意していましたが、


川でのアクティビティを通して一人ひとりが全力を出し切った様子が印象的であったため、

特に低学年の子どもたちについては、無理に取り組むのではなく、ゆったりと過ごす時間を選択しました。


モザイクに取り組みたい子は制作を楽しみ、その他の子どもたちは自由に遊んだり、思い思いに時間を過ごしたりして、それぞれに心地よい午後を過ごすことができました。


体調を崩す子は一人もおらず、全身で遊んだあとの心地よい疲れが

子どもたちを包んでいたように見えました。



高学年の子どもたちは夜に予定されているナイトハイクに向けての準備に取りかかり、それぞれの年代に応じた充実した時間となりました。


川での体験を見つめながら、

私が願うのは、子どもたちにまずこの石徹白の圧倒的な美しさに触れてほしいということです。



大人は安全の秩序を整え、その中で子どもたちが自然と出会える場をつくります。

そうして自然を好きになった子どもたちには、次の段階として、自然が持つ厳しさや尊さとも向き合ってほしい――そう思っています。


私は自然が大好きな分、その美しさに心を奪われることも多いのですが、

同時にその厳しさも少しは知っているつもりです。


だからこそ、自然は美しいだけではなく、畏れを抱きながら向き合うことが大切だと、いつも感じています。


自然の中にある厳しさを忘れずに感じながら、子どもたちが無事に、けがなくご家庭へ帰れるように――

それを自らの使命とし、毎回の活動に臨んでいます。


今年も無事にその使命を果たすことができたことに、深く感謝しています。

 
 
 

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