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2021 summer camp

2021 summer camp 活動報告

石徹白でのキャンプ、初めての3泊4日でしたが

終わってみればあっという間でした。

空間も気持ちもゆったりとしていて

私たちスタッフにもとても幸せな時間になりました。

今回参加した子どもたちの調和した仲間意識は 大変素晴らしかったです。

 

OBの子達も多数いましたが

やはりアトリエで一緒の時間を過ごしてきた土台があって

アトリエらしい 子どもたちのリラックス感。

全力で遊び楽しむ姿と集中力

仲間への優しさと受容

先生と子どもたちとの信頼関係など

 

石徹白の皆さんから、

子どもたちから里山で育つ逞しエネルギーなど

感じて欲しいと思っていましたが

それはもちろん、

アトリエの子どもたちの素晴らしさも

石徹白の皆さんに伝わっていてとても嬉しく感じました。

 

子どもたちが現地で作ってくれていた雰囲気をより感じて頂きたく、写真と共に

こうしてご報告をさせていただきます。

 

 

 DAY1

 

アトリエを出発し バスの車内からバスレクを楽しみながら時間を過ごしました

今回は空人先生にすべて任せましたが 感染対策の為 ホワイトバードを使用するなどの工夫を色々としてくれました

はじめましての空人先生やお友達にも他己紹介を行い恥ずかしそうだった子どもたちもさまざまなゲームで盛り上がりだんだんリラックスしてきました

 

今回はボードゲームクリエイターでもある空人先生に沢山のゲームを考えてもらい

隙間時間も楽しい時間が多かったです

 

カルヴィラ石徹白に到着時は雨になりましたが 子どもたちと雨が止むのを祈りながら過ごしました。

 

部屋は男の子は1部屋3人で部屋割りをし 女の子も1部屋だけ4人の部屋がありましたが後2部屋は3人で過ごす部屋割りにいたしました。

 

館内は貸切  。

元気いっぱいの子どもたちは館内で思いっきり 鬼ごっことかくれんぼをしたり

少しヒヤヒヤしましたが 支配人さんがニコニコ許してくださったので感謝して楽しく過ごしておりました。

 

始まりの時間は 少し緊張気味に石徹白の皆さんとご一緒しました。

お互いに自己紹介をして平野さんご夫妻と子どもたち、

サニー(安藤日菜子さん)ケンピ(加藤健志郎さん)と一緒に 白山中居神社への参拝と 浄安スギへ。

 

白山中居神社でこの4日間お世話になりますと石徹白の神様にお参りしました。

その後境内から続く 300メートル程斜面を小雨の中登っていきます。

 

バスの車内で石徹白に伝わる「浄安くわは」という民話を読みました

平野さんの奥様、馨生里さんは石徹白に伝わる民話を絵本にする活動を地道に続けていて、

今年郡上市の図書館や学校に寄贈したそうです。

 

浄安というのはお坊さんの名前で スギの下に浄安の埋めたお金が今でも眠ってる

というお話です。

 

小雨が降る中進みました 濡れるよ、、とか疲れる、、と言いたい

子どもたちもいましたが 、石徹白の3歳のお子さんが黙々と一人で登る姿を見て子どもたちがすごい!

とか強いねーと声をかける姿が印象的でした。

 

浄安スギに着くと大きなスギを何人で囲えるか実験

点呼していくと  18。19。20!!!おおよそ20人で囲うような大きさのスギの木でした。

Hちゃんが神様のように木に登ると初日からニックネームが「神」になりました。

 

カルヴィラに戻るとすぐに温かいお風呂を用意していただき、

身体を温めてスッキリ、その後は 自由時間を楽しみました 。

荷物に入っていたピンポン球と植木皿で気がつけば誰かが卓球を始めていました。

 

夜は雨は止んでおりましたが ナイトハイクをボードゲーム大会に変更し

空先生が中心になってみんなで盛り上がりました。

石徹白のお友達もみんな温かく迎え入れてくれてみんなで楽しく遊べました。

 

 DAY2

朝から「桂清水」へ湧き水汲みへ

1日目の昼食に配布したペットボトルを使い 湧き水を汲みにいきました。

冷たい!美味しい!ととても好評でした。

子どもたちが振り返りで「湧き水汲みにが楽しかった」

と言ってくれる子どもたちが多くて驚きました。

 

9時から予定通り小水力発電の学びの時間になりました。

2日目から参加したKちゃんも途中から合流。

平野さんが子どもたちに11問のクイズを用意してくださりチームで楽しく学びました。

なかなか難易度の高いクイズで 私が一緒に参加した Rちゃん Mちゃん Aちゃんのチームも正解は3問でした。

水力発電が日本で初めて行われたのは140年前 石徹白では90年前だそうです。

 

小水力発電や石徹白にまつわるクイズを出して頂きチーム戦でこの難しいクイズを制したチームは Rくん Hくん Hくんのチームでした。

商品は平野さん宅で朝摘んだブルーベリーでした。

参加した子どもたちにも参加賞で1粒づついただきました。

みんな喜んでいただいていました。

 

クイズの後は 実際に農業用水路を使用した発電機を見学 「これは費用はどれくらいですか?」

など具体的な質問も子どもたちから出ていました。 (200万円ぐらい)

その後 取水口 、石徹白番場清流発電所を見学しました。

 

その後はそばにある長走りの滝を見学。

川遊びしたい子どもたちは少し興奮気味でした。

 

午後は白山中居神社で川遊び  穏やかな水面ですが少し水量が多く安全面を考えギリギリまで安全に遊べるか 迷いましたが 、

昼にもう一度下見に行くと ぐっと水量が下がっていて  神様に感謝しました。

 

安全に遊べるようにロープを張りライフジャケットをつけて川へダイブ!

あまりの冷たさに 冷たい!!とみんな叫んでいましたが 泳ぎながら遊び始めました。

村田先生も子どもたちから集中砲火を浴び  メガネのまま水浸しでした。

空人先生は恵那市で山育ちなので川遊びに慣れていて上流へどんどん登り子どもたちと楽しんでいました。

 

お友達との楽しさでみんなと2時間ほど川遊びを楽しみました。

 

バスでカルヴィラに戻るとまたすぐに温かいお風呂へ

今回のキャンプはこのお風呂に助けられ子どもたちの体調はとても

安定しておりました 。 夕方と寝る前と毎日2回お風呂に入りました。

 

夕方は貴重な晴間 。  外であそぼうと夕食まで外で鬼ごっこや  野球、野球をやるか鬼ごっこをやるか?の際にHくんが「小さい子もできる鬼ごっこをしよう」と提案  。そんな何気ない優しさに感動しながら みんなで鬼ごっこ。

 

鬼ごっこをいっぱいやってから野球やりたい子のために野球 、

そしてドッチボール(ボールは無くてタオルとガムテープで作った即席のボールでドッチボール)と

石徹白の小さな子どもたちも混じりながら調和して仲良く遊ぶ姿に石徹白の方も感心しておりました。

 

性差も月齢も超えて調和してみんなで遊ぶ子達。

自分の時間を大切にして過ごす子もいて  みんな自律していて素敵でした。

各自やりたい事を自分で選んで過ごしている自由時間もとても穏やかでした。

 

夕食後 2日間の振り返りの時間とナイトハイクと称した肝試しを行いました。

振り返りの時間では 川遊びが楽しかったこと、水が冷たかった事 湧き水の事などの話あって 石徹白と豊かな水を感じてくれているようでした。

「もうこれで石徹白の子とサヨナラなのは淋しいな」とKくん。

まだもう1泊あるからね いつもより長いサマーキャンプですが、子どもたちの体調も機嫌も良く楽しい時間が過ごせていました。

 

真っ暗でナイトハイクは撮影できませんでしたが

行かなかったMちゃん Hくん Hくんの3人は私とサイコロゲームや卓球で盛り上がりました。

 

みんな帰って来たかな?と外に出ると蛍が光っていたのでみんなに声をかけました。

また平野さんから天の川が見えるぐらい星が綺麗ですよと教えて頂き

子どもたちに夜のお風呂あがりに声をかけてみんなで見に行きました。

 

​ DAY3

 

3日目も早朝から湧き水汲みへ。

今日も好評です。

 

午前は石徹白大杉へ行きました 。

現地でのスケッチを予定しておりましたが、曇りながらも天候が不安定だったので 見学に切り替えました。

 

石徹白の子どもたちと一緒に400段を超える登山道を登り石徹白大杉に到着しました。

 

樹齢1800年の石徹白大杉は大変見応えがあり 子どもたちに聞いてもこんな大杉はあまり見た事がないという声がたくさんありました。

 

午後は岐阜市から 森と水辺の技術研究会の 野村典博さんと 樹木医の水崎貴久彦さんを講師に迎え カワゲラウオッチングを行いました。

 

少し前の雨でカワゲラがかなり流されてしまってもっと大きなカワゲラをたくさん見せてあげたかったと講師の先生に言われましたが、子どもたちの楽しむ力やいつまでも遊ぶ集中力に先生方は驚いておられました。

 

中でも昆虫博士になりたい H君は「楽しい!楽しい!もっとやりたい!」ととても楽しんでくれていました。

また石徹白の小学3年生の女の子も参加しました。

Rちゃんが初対面でも 「いっしょにやろう!」と積極的で手を取ってペアになってくれました。

 

 

3日目の夜は最後の夜 サマーキャンプ恒例の「キャンドルナイト」を行いました。

将来の夢ややりたい事をみんなで発表して分かち合います。

 

子どもたちみんな素晴らしかったのですが

 

わくわく創造アトリエ主任講師の村田先生も、大学を卒業してから保育の現場にいろいろ実習に行って感じた事、アトリエの活動に出会って感じた衝撃など、改めて子どもたちに自分の言葉で話してくれて、子どもたちは興味深そうに耳を傾けていました。

 

その場にいた子どもたちにも 2歳の時から知っているよね!あんなに小さかったのになど子どもたちの色んなエピソードがたくさん出ました。

 

素敵な分かち合いで 将来の夢とは 職業選択だけでなく

ビジョンを感じること

自分の心に深く響くものを見つける事。

 

わくわく創造アトリエでの活動は 自分が納得する作品を作る事を通して

自分の心に響くものを探す作業もしているんだよと

子どもたちにも伝えました。

 

​ DAY4

 

最終日の朝も子どもたちは元気いっぱいです。

雨の中でも 湧き水汲みに行きます。

 

湧き水をこんなに子どもたちが喜んでくれたことは意外でした。

改めて考えてみれば ダイレクトに飲んで石徹白の水を体感できるので当たり前なのですが 子どもたちの反応がとても嬉しかったです。

 

午前中は雨天のため 石徹白大杉のスケッチを屋内で行いました。

雨天時を考えて写真のコピーを持ってきていたので

部屋に貼りそれぞれの場所に座ります。

 

アトリエアシスタントの 伊藤りの先生(愛知県立芸大院生)に写真を見て事前に描いてもらった作品を導入で見せます。

 

勝田先生が色鉛筆の使い方をレクチャーし、絵画をスタートしました。

子どもたちは最終日の疲れもあったと思いますが 集中して活動を行なっていました。

 

昼食後は石徹白の皆さんが見送りに来てくださいました。

 

玄関で荷物があったのでみんな床に座っており、ではご挨拶しましょう!と声がけしたら

 

土下座?しよう!と男の子!

違うよお辞儀でしょ!笑

みんなで 三つ指ついて茶道の様に丁寧にお辞儀をして石徹白の皆さんに

お礼のご挨拶をいたしました。

 

アトリエには順調に到着し16時15分にはアトリエに入室しました。

 

今回は高学年の子ども達が多かったので分かち合いの時間を意識して多く取りました。

到着後 おやつを食べながら 最後の振り返りの時間を取りました。

 

次はもっと泊まりたい!

1週間とか!

3ヶ月とか!

雪遊びに行きたい!(豪雪地帯のお話ししました)

スキーがしたい!

平野さんのお家や石徹白の人の家が見てみたい!

 

川遊びが楽しかった。

湧き水を飲んだのが初めてで楽しかった など

たくさんの感想をもらいました。

こういったプログラムをこれからも継続していけたらと考えております。

 

この度は大切なお子様をお預け頂き

本当にありがとうございました。

改めて感謝いたします。

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