2022 summer camp
2022 summer camp 活動報告
8月1日(月) 1日目
「 石徹白へ出発 」
8月1日、良いお天気の中、集合出発いたしました。
初めての参加で緊張気味のお子さんもいらっしゃいますが、元気に行ってきます!
笑顔でお母様たちとお別れしました。
バスの中では空先生がバスレクを担当してくれます。みんなの自己紹介もふまえながら、みんなに質問!質問した答えが後で「モモタロウ」の創作のお話しになって
みんなで完成したお話を聞くと、子どもたちに大ウケでした。
途中休憩を挟みながら、バスは順調にカルヴィラ石徹白に到着。
石徹白も川遊び日和のお天気だったので、外でお弁当をいただきます。
午後は、保護者の皆様へもご案内したように川遊びへ。
部屋割り後、暑い時間に川遊びへ。
石徹白の平野さんご夫妻、石徹白の子どもたちも
合流し、一緒に川遊びへいくことになりました。
当初は、白山中居神社の境内の川で予定しておりましが、
比較的浅瀬で小さな子どもたちも安心に遊べる石徹白の旧キャンプ場で
遊びます。
流れが穏やかで生き物もたくさんいて、去年はこちらでカワゲラウオッチング
を行いました。
低学年の子どもたちも大興奮!
流れを感じながら身を任せて流れてみたり、深さも緩やかで寒くならずに快適に
遊ぶことができました。
中学生の男子2名は、途中から勝田先生と少し深さのあるポイントへ移動し、
飛び込みができるところへも遊びに行きました。
ひとしきり遊んだ後、石積み大会開始!
石徹白の子が11個積むとみんな刺激され集中。
何度も崩れながらもチャレンジしていました。
優勝は石徹白の平野源一君と勝田さやかちゃんでした。
バスでカルヴィラ石徹白に戻って入浴。
入浴後も男の子たちの一部は全力で外遊びで汗びっしょりです笑
グラウンドで野球やドッチボールで遊んでいました。
女子は読書やおしゃべりタイム。
夕食前にサークルタイム
川へ出発する前に、始まりの時間が取れなかったので、
改めて石徹白のお友達と自己紹介。この4日間で楽しみにしていることなどを
分かち合いました。
夕食後は、ナイトハイク。石徹白の新しいお友達も参加。
ナイトハイクはカルヴィラ石徹白の敷地を15分ぐらい1周して歩いてきます。
街であまり体験しない真っ暗な場所を懐中電灯で歩く遊びです。
19時ではまだ陽が高く、19時半まで待ってスタートしました。
お天気に恵まれ星も天の川が見えるくらい綺麗に。星の観察のために小さな双眼鏡を持ってきたお友達も。
みんなで星空観察が出来ました。
8月2日(火)
お天気に恵まれ シャワークライミング
部屋割りは、男子3部屋 女子3部屋 そして先生たちのお部屋が2部屋
貸切りでゆっくり過ごすことが出来ました。
寝る時間をそろえて小学生と中学生を分けて過ごしました。
女の子は中学生2名と高学年3名 低学年2名の3部屋。
1日目から、Rちゃん、寝つきがよくあっという間に寝てしまい
Nちゃんは、高学年のお姉さんのお部屋へ、そしてひそひそお話ししながら就寝。
Nちゃんは寝るときは高学年部屋へお引っ越しし、
低学年部屋ではRちゃんとさえ先生で寝る部屋割りになりました。
2日目はまだまだ体力があって5時ぐらいからゴソゴソ起きています。
6時には、大きな桂の木の根元から湧き出る 桂清水へ湧水汲みへ。
早朝の霧がかった石徹白の集落見ながら朝のお散歩です。
そして今日は、シャワークライミング、沢登りです。
まずは沢登りの装備をフィッテイング。
ウエットスーツ上下に沢たび、ヘルメットの順に付けていきます。
メートルほど登って、長走りの滝というポイントまで歩きましたが
全員リタイアなく登り切ることができました。
スピードに差はありましたが、ゆっくりなお友達も楽しみながら参加してくれたように感じます。
ゴール付近では飛び込みポイントもあって、大好きな子どもたちは
何度も飛び込んでいました。
お天気のおかげもあって、冷たい川の水でも寒さは感じませんでした。
非日常な夏の思い出になったと思います。
戻ってシャワーを浴びてからの少し遅い昼食をとって、
午後は、川遊びチームと、カルヴィラでゆっくり過ごすチームと別れて
過ごしました。
この日の夜は、ボードゲーム大会。
空先生の進行でボードゲームを遊びます。子ども達は、4つのチームに分かれて
ゲームも体験していきます。
時間を設定して、4人の先生がそれぞれのゲームを担当し、時間になると、
次のゲームに移る仕組みで、4つのゲームを体験しました。
大広間には、常にカードゲームやボードゲームを出しておき、
自然に集まった子どもたちがコミニュケーションを取りながら
子どもたちだけでも遊べるようになっています。
またテーブルをお借りして、持っていったピンポン球で卓球をやらせてもらったり
館内は貸切なので、従業員の方にご迷惑かけないように配慮しながら、
鬼ごっことかくれんぼもやらせていただきました。
8月3日(水)
造形活動の日 「忍者ごっこの刀とキャタピラ作り」
3日目は、さすがに疲れも出て、6時ぐらいまでみんな寝てくれています。
しかし低学年の子は起きると、すぐにロビーに行って誰か来ないか、待っているようです。
まだお布団でまどろんでいても良いのですが、わくわくして起きています。
今日は造形の活動です。
明日の午前中のお天気が不安定になってきたので、
今日のの午後にキャタピラの制作とレースに活動を変更しました。
午前中の活動は、絵の具を使わないので、少し工作に近い活動ですが、
「忍者」をテーマにまずは、村田先生とMちゃんが殺陣を披露。
刀の長さ、デザインをそれぞれ考えます。
アルミの綺麗に貼ったり、凸凹とはったり。表裏を変えたり
かなり個性的な刀がたくさん出来上がりました。
中学生はデザインをさらに複雑に独自デザインで試行錯誤。
特に、Hちゃんの作品に子どもたちが尊敬のまなざし!
さらさらっとどんどん作り込んでいく姿に
「神だー!」(彼女のニックネームは神です)
とみんな刺激を受けている様子でした。
昼食前に少しだけ闘いごっこの遊び。
上手に斬られることや相手とタイミングを図ることを遊びにしてみました。
午後は、4つのチームに分かれてキャタピラづくり。
男女中学生チーム
女子チーム
自由男子チーム
秩序男子チーム
集団作品でも作品に個性がとても表れていました。
女子チームは、横幅を計算して緻密に協力して制作。
男の子たちのチームは、お部屋割りのチーム。
それぞれエリアを分けて個人で作っていましたが、チームの個性もはっきり出ました。
レースは中学生にハンデをつけてスタート!
優勝は、秩序男子チームでした。
その後風船を刀で割る遊びも。
風船が割れる音が苦手な人は、広間に戻りました。
夕食後、最後の夜は、キャンドルナイト。
中央の本物の大きなキャンドルの周りに、電気のキャンドルを置きます。
この3日間の振り返りをみんなで分かち合います。
この3日間で楽しかったことや、感じたこと、今夢中になっていることなども
教えてくださいと伝えました。将来の夢ややりたいことがある人は、そんなお話もいいよと伝えました。
話したい子もいるし、話すのが苦手な子もいるので、その子のペースで大丈夫。
沢登りが楽しかったこととしてお話ししてくれる子が多かったように感じました。
将来こんな暮らしがしたいとか、みんなの夢や大好きなことも聞けて良い時間でした。
8月4日(木)
最終日は雷で起床 水力発電キット作りと平野さん
朝5時から、雷が鳴り響き目が覚めました。
比較的子どもたちも雷の音で起きる子もいて、空先生や村田先生は朝から動いています。
みんなすっかり仲良くなった様子。でも最終日。
今日は雨と雷がすごいので、子どもたちの湧水汲みは中止に。
「お土産にしたい!」というリクエストに答えて、私と勝田先生で汲みに行って
きました。
そして昨日キャタピラの制作はやっておいて正解でした。
午前中の活動は、水力発電キット作りに。
その前に、昨日時間がなくて撮影出来なかった忍者被りを。
そしてキット作りへ。
昨年のキャンプでは、平野さんに説明してもらって、
小水力発電の見学に伺いました。
今回、この水力発電キットを作るにあたって勝田先生が購入した本に
偶然、石徹白の取り組みと平野さんが掲載されていてびっくり。
子どもたちにも見せたら驚いていました。
今回は川などで水力が試せないので、ホースと強力な扇風機を使用して
発電キットにチャレンジ。
回転させる羽根の微妙な調整や、水力や風力の際に何がポイントになるか?
さらに紙皿で1から回転し点灯する形を探究するということになりました。
みんなで試行錯誤したり、途中風力発電に移る場面では、中学生が低学年を
サポートしたり、みんなで点灯させる事が出来ました。
完成したら、彩色を楽しむ。
3日目に、小水力発電について、平野さんに質問したいことがあるとYちゃんから相談があり、
せっかくなので、平野さんにお時間を作ってもらうことにいたしました。
再生エネルギーがテーマで、平野さんご夫妻が出演する映画「おだやかな革命」の予告を
みんなで拝見しました。
みんな関心を持ってみてくれて、平野さんにも素朴な質問がたくさん。
平野さんや石徹白への質問!石徹白へ来る前にアスナル金山の開発のプロジェクトをされた経験があったそうで、愛知県から来た子どもたちは、アスナル金山知ってる!!!と盛り上がりました。
子どもたちへ町づくりの経験で感じられたことをを分かりやすい言葉でお話しくださいました。
いいな!と感じたことをまず自分から行動に起こしてみること
それで町が変わることもあるかもしれません。
出発直前まで平野さんに質問する子どもたちもいました。
最後の遊びは、平野さんともご一緒に空先生の「いとしろクイズ!!」
そしてお世話になった支配人さんや石徹白の皆さんにご挨拶して出発しました。
今回は、渋滞によって思ったよりも到着時間が遅れ、最後の振り返りの時間を取ることが出来ませんでした。
分かち合うことは出来ませんでしたが、
きっと石徹白で過ごした豊かな自然体験や学校とは違うお友達との交流を、楽しんでくれたと信じています。
去年に続き開催できたことで、
さらに深まった石徹白の子どもたちとの交流や、アトリエの子どもたちの石徹白や自然への関心を
たくさん受け取って感慨深いプログラムとなりました。